Machinaka Music is...
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1. 街中ミュージックとは
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① 街中スナックと音楽の関係 街中スナック は孤立や不安を解消・予防をねらう「多世代交流」と「若者応援のための居場所づくり」をコンセプトとする新しいタイプの地域社会貢献型飲食店です。荒川区小台を拠点とし、2025年3月に宮城県 岩沼駅における「駅中スナック」を開業するなど、JR東日本と協業する形で全国展開中です。カラオケ・喫煙・深夜営業・色売り(同伴/アフター)はどれもなく22:00閉店のクリーンなお店です。この「健全なスナック」というコンセプトについては旅するスナックのサイトもわかりやすいです。カラオケがないのは、マイクを通じた歌が会話と交流の妨げになるからです。とはいえ音楽的な要素がスナックにないのは寂しいもの。そこでNTMでは主にインストの生演奏ライブで音楽面からお店を盛り上げています。またLIVE後はピアノを開放し、ストリートピアノ同様、お客さんによる自由な演奏もできるようにしています。 https://gyazo.com/33c232b5126ba470173365e20ae91421
② ストリートピアノと相性抜群 街中スナックは、ストリートピアノで活躍する演奏者とのマッチングも大変よいです。いずれの場もライブハウス等に比べ、オーディエンスが多世代であり多様だからです。「街中」と「ストリート」の共通性は伊達ではないようですね。街中ミュージックはストリートピアノからの音楽まちづくりの展開のひとつとして位置づけられます。ストリートピアノも新しい文化ですし、街中スナックや国立・谷保にあるスナック水中など、女性や若者にも入りやすいニューウェーブ・スナックも新しい文化だと思います。この2つの新しい文化はともに、年齢・性別・職業・身分・学歴などの人びとを分け隔てる社会的な敷居(social barrier)を引き下げ、多世代交流など異なる属性をもつ人びとの交流を促進する仕掛けとなっています。街中ミュージックはお陰様で2026年1月時点で丸3年以上LIVEを続けられており、お客さん・スタッフ・お店からも大好評となっています。
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③ 赤羽・寺ピアノの後継として 街中ミュージックは常設ストリートピアノである赤羽METSピアノ(AKABANE METS Piano)と同様に、NTMでは日常的な常時開催に近い形態です。ただもっといえば、赤羽岩淵で月に8回ほど開催していた寺ピアノ(IWABUCHI Public Piano)と近い頻度なのでその後継として、街中ミュージックは「非日常」と「日常」の間の「半日常」にあるといえます。月に数回集まる半日常を通じて参加者はすぐ仲良くなります。街中ミュージックは、この半日常性のコミュニティ形成を通じて音楽まちづくりに大きく貢献しています。街中ミュージックや街中スナックは寺ピアノと同様に、子どもからお年寄りまで楽しめる多世代型コミュニティとなっています。 https://gyazo.com/bca5dd1d6ad41affd70e8d106205ab14
④ 集大成としての街中縁日 2024年10月、合計6日間開催された街中スナックとJR東日本の共同企画「街中縁日」(Machinaka Ennichi)では街中ミュージックで活躍する延べ17組21名ものアーティストが出演し、西国分寺と武蔵境の屋外会場をインスト音楽で彩りました。街中スナックはふだんは屋内ですが、街中縁日は駅前広場であり、本当に街中でのイベントが実現しました。街中縁日は半日常的な街中ミュージックの集大成的な位置づけもあり、こちらは非日常的な祝祭的イベントになりました。 https://gyazo.com/bb656443b44bb5e3234a9068958946c3
⑤ 公共的価値をもつソーシャル・スナック 昨今の「こども食堂」などは助成金やNPO会費収入などがないと運営が難しいのですが、街中スナックは居酒屋をベースとする通常の飲食店の形態をとることで、社会的企業ながら公的部門からの助成金・補助金なしで営利企業としてのサステナブルな経営が成立しています。また、街中スナックは、旧来の昭和のスナックとは大きく異なり、カラオケ・色売り・喫煙をいずれも禁止とする令和のニューウェーブ・スナックであり安心して交流できます。街中スナックは、この「安心して交流できる」という公共的な社会的価値をもつ《ソーシャル・スナック》として位置づけられるでしょう。このようにクリーンで高い公共的価値をもつからこそ、近年には街中縁日にみるように、JR東日本のような公共性の高い鉄道会社はもちろん、国分寺市、武蔵野市といった自治体との協力も実現しています。
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⑥ NTMの役割 NTMは出演者ブッキング、SNS広報・集客、機材貸出、会場設営、写真・動画撮影・記録など、オープン当日からほとんどの音楽LIVEに運営協力しています。また芝浦工大のSIS Lab.(SIS Lab)がSNS広報に協力しています。音楽まちづくりを旨とするNTMも大学も、基本的には非営利ベースで文化芸術・ウェルビーイング・教育研究といった公共的価値を生み出すことを目的としています。そのため、投げ銭LIVEの出演者には投げ銭全額が渡りますし、街中スナックからの配当もNTMにも研究室にもありません。公共的価値を生み出している街中スナックに対しては無償で協力しています。 街中スナックARAKAWA LABO本店 店舗情報
N35.7502755,E139.7622205,Z17 街中スナックARAKAWA+LABO本店
住所:東京都荒川区西尾久2丁目37−6
アクセス:
都電「小台」駅徒歩0分
JR宇都宮線/高崎線「尾久」駅徒歩14分
JR山手線/京浜東北線「田端」駅徒歩21分
営業時間:18:00~22:00
定休日:日・月・火(営業日:水・木・金・土)
街中スナックミュージックについての考え 2023.5.30
ストリートピアノと同様に、多世代交流と地域での居場所づくりを狙っている街中スナックは、居場所性においては、椅子とテーブルがあるぶん、ストリートピアノ以上のものがあると思います。ただ飲食店なので、飲み物代や食事代がかかりますし、加えて、マスターやママや他の客との会話を楽しむ雰囲気があるぶん、通常のストリートピアノを聴くことよりは敷居は高くなります。つまり、街中スナックは、ある程度の収入と社交性が必要になる場ということになるかもしれません。
しかし、音楽ライブは会場全体の共通体験を可能にすることから、会話のきっかけになるので、社交性の敷居は通常の飲食店での会話よりも低くなります。そういう意味では、街中スナックでのライブは、より多世代を含む人びとの交流を促進し、それによってコミュニティを醸成し、より強く人びとが居場所だと思えるようになっていくのだと思います。
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